血便が出た時のキャットフード

愛猫の体調をチェックする簡単な方法は、ウンチの状態をみることです。硬くもなく柔らかすぎないウンチであれば健康と言えるでしょう。逆にウンチに血が混じっている場合は、赤信号です。まずは、動物病院で診断してもらうことが先決です。

黒い血が混ざっているのは、小腸で出血している可能性があります。重篤な状態ではありませんが、獣医の診断は必要です。

肛門から出血している時は、肛門の左右にある肛門腺が炎症をおこす「肛門嚢炎」という病気の可能性があります。

真っ赤な血が混ざっているのは、胃腸炎や細菌感染、腫瘍、ポリープなどが考えられるので、素人判断せずに獣医さんに相談しましょう。

もっとも危険なのは、真っ赤な下痢をしている場合です。大腸炎や腫瘍など危険な病気が考えられるので、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。

血便の原因は様々です。黒い血便は、食物繊維の摂り過ぎによって小腸が傷つけられた可能性があります。この場合は、食物繊維の少ないキャットフードに切り替えるのも対策のひとつです。また、ウンチの表面に血がついているのは便秘による痔が原因として考えられます。便秘は脂質の摂り過ぎの可能性があります。脂質の少ないドッグフードに切り替えるのも対策のひとつです。

ドッグフードに含まれる原材料で食物アレルギーが出た場合も、血便になる可能性があります。動物病院でアレルゲンを特定してもらいましょう。

血便が出た時には、極力消化の良いキャットフードを選ぶことが大切です。穀類がメインのキャットフードは消化が良くないので胃腸に負担をかけます。肉や魚などの良質な全材料のものを選びましょう。グレインフリー(穀物不使用)のものならより効果的です。

食物アレルギーが原因の場合は、当然アレルゲンの含まれていないものを選択します。また、添加物などもアレルギーを引き起こす原因になるので、人工の添加物を使用していないものを選ぶようにしましょう。

血便は、病気のシグナルです。まずは、獣医さんの診断してもらいましょう。そして、胃腸に負担の少ない良質なキャットフードに切り替えることも大切ですね。