目やに予防用キャットフード

愛猫の「目やに」、気になりますよね。「目やに」には、いくつかのタイプがあります。ひとつは、赤茶色の目やにです。このタイプは、寝起きなどの後に出るもので、ごく自然の新陳代謝ですから心配することはありません。目やにの量は猫によって違いがあります。多い場合は、こまめに取ってあげるようにしましょう。

目やにの取り方は、コットンや綿棒をぬるま湯につけて目の周りをこすって落とします。猫は用心深いので、急に拭くような動きをするとすぐに逃げてしまいます。「これから拭くよ」という感じで、やさしく拭くことが大切です。アルコールが含まれているウェットティッシュは、猫には刺激が強すぎるので使用しないで下さい。

目やにで注意したいのが、黄色や白、緑がかった色の場合です。このような目やには、猫同士のケンカで目が傷ついたり、細菌やウイルスに感染している可能性があります。早めに動物病院に連れて行きましょう。また、しつこく目をこすっているような場合も獣医さんの診断を受けた方が良いでしょう。

ケンカなどで傷ついた場合は、目薬を1日3、4回ぐらい点眼すれば、長くても1週間程度で完治します。細菌やウイルスに感染が原因の場合は、ワクチンの投与なども加わり治療期間は長くなるかもしれません。

怪我やウィルスが原因でない目やにの予防には、キャットフードを見直すことも重要です。キャットフードの質が悪いと涙に不純物が多くなり、目の周りが茶色くなる「涙やけ」の原因にもなります。また、無色のサラッとした涙は、花粉症などのアレルギーが原因の可能性があります。

これらを予防するためにも、良質のキャットフードを選ぶことが大切です。まずは、人工の保存料や着色料、香料などが配合されていない「無添加」のものを選びましょう。さらに、動物性タンパク質がメインでアレルゲンが多く含まれる穀物を使用していない「グレインフリー」であればベストです。

目やにをこまめに取り除くことは大切ですが、アレルギーや細菌などに負けない体を作ることも大切です。そのためにも、愛猫の健康づくりに役立つキャットフードを選ぶようにしたいものですね。